【セリーグ】ヤクルトの村上が2019新人王に選出

【セリーグ】ヤクルトの村上が2019新人王に選出

11/26、「NPB AWARDS 2019」において2019年度セリーグの新人王にヤクルトの村上が受賞した。

セリーグでは、ヤクルトの村上なのか、それとも阪神の近本なのか、様々な議論が行われてきたが、ここで決着。
2019年のセリーグ新人王はヤクルトの村上宗隆が受賞した。

両者とも打者としてのタイプが違い、それぞれ長けている分野が違う為、選出はかなり難しいものであったと予想される。

両者の記録と共に選出された理由を見ていきたい。

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セリーグ2019の新人王はヤクルトの村上宗隆

例年この時期になると新人王の予想大体絞られる。
今年は近年稀に見る大接戦の新人王争いだったろう。

まずは、両者の成績を見比べてみよう。

ヤクルト村上と阪神近本の成績比較

成績比較は下記の通り。

村上宗隆 近本光司
所属 ヤクルトスワローズ 阪神タイガース
生年月日 2000年2月2日(19) 1994年11月9日(25)
プロ年数 2年目 1年目
ポジション 内野手 外野手
出場試合数 143(全試合) 142
打率 .231 .271
安打 118 159
二塁打 20 20
三塁打 0 7
本塁打 36 9
打点 96 42
盗塁 5 36(盗塁王)
四死球 79 37
三振 184 110
長打率 .481 .375
出塁率 .332 .313

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上記のとおり。

両者の特記すべきところは
村上の本塁打及び打点、近本の安打数及び盗塁だろう。

村上の魅力はパンチ力だが、ウィークポイントもある。

リーグワーストの打率だ。

また、今年はチーム状況も悪くヤクルトは最下位。

村上は本塁打では高卒2年目ではあの清原の31本塁打を抜き10代選手の最多本塁打を記録するなど、ウィークポイントをかき消すほどのインパクトを残した。

ヤクルトファンの中で新人の村上が希望の星であったのは言わずもがなだろう。

対して阪神の近本はあの長嶋茂雄が持つ新人安打のリーグ記録(153安打)を61年ぶりに塗り替える快挙。

また、36盗塁は記録し盗塁王も獲得、これは赤星以来のタイトル獲得である。

ただし、15盗塁死もしており、荒削りでは有るが十二分にチームに貢献した記録である。

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なぜセリーグ新人王に村上が選ばれたのか

両者の記録を比べるとシーズンを通して地道にチームに貢献をし、記録を積み上げてきたのは阪神近本の方では無いかと思えてくる。

純粋に成績を比較し、チーム状況も考えると近本が選出されるだろう。
これは世間でも議論されてきた内容だと思う。

しかし、新人王の選出は記者投票であることがポイントだ。

投票資格を持つ記者は全国の新聞、通信、放送各社に所属しており5年以上プロ野球を担当している者。投票用紙に3名を連記し、1位に5点、2位に3点、3位に1点のポイントが振り分けられ、その合計値が最も高い選手が選出される。

選考委員会等があり、成績をもとに選出していくのであれば近本に軍配があがったかもしれない。

しかし選考は記者の投票によるものである以上、記録のインパクトの要素も大きく関わってくるだろう。

今回の村上のインパクトは弱いチームに希望を与えるヒーロー的な要素もあり、野球ファンの胸を熱くするものを感じた。そう思った記者が多かったのではないだろうか。